
人類の至宝とも言われる、「三平方の定理」の証明を2つ選んで、紹介します!
先日Twitterで、「息子は数学が大好き。学ぶことが大好き。『三平方の定理』の証明を見つけたと話をしてくれる」という内容のツイートがありました。
数学好きの少年が、三平方の定理の素晴らしさに感銘を受け、夢中で証明に取り組む姿が思い浮かび、素敵なことだなと思いました。
そこで今回は、数学好きの少年への敬意を払って、「三平方の定理」の証明を紹介します。
三平方の定理とは

そもそも三平方の定理ってなんだっけ、、、
まず定義を確認しましょう。
三平方の定理
直角三角形において、
a2+b2=c2
ただし、cを斜辺とする

ピタゴラスが発見したので「ピタゴラスの定理」とも言われます。人類の大発見とも言えると思います。
ピタゴラスの物語はまた機会があれば紹介します。
この定理が成り立つことを証明していきます。
「三平方の定理」証明
「三平方の定理」の証明は、100通り以上もあると言われています。本なども出版されていますので、興味のある方は、確認してみてください。
今回は、その中でも、簡潔で分かりやすい2つを紹介したいと思います。
証明1(正方形を利用した証明)
一番有名な証明だと思います。
図のような2つの正方形の面積を考えます。
(大きな正方形)から(4つの直角三角形)を引けば(小さな正方形)を求めることができます。
(a+b)2−12ab×4=c2
a2+2ab+b2−2ab=c2
a2+b2=c2

証明2(垂線を利用した証明)
図のような直角三角形を考えて、角度が90°になる点から垂線を下ろす。
全体の三角形と左の三角形は相似なので
a:x=c:a
x=a2c
全体の三角形と右の三角形は相似なので
b:y=c:b
y=b2c
x+y=cより
a2c+b2c=c
a2+b2=c2



まとめ
- 三平方の定理には、数多くの証明が知られている
- 正三角形の面積や相似を利用した証明方法が有名である。
以上、三平方の定理の証明紹介でした。他にも数多くの証明があります。好きな証明がありましたら、コメント欄で教えてください。
それでは、今日はここまで。皆さんと一緒に成長できれば嬉しいです。
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