
今回は、整式の除法(割り算)において必ず知っておきたい計算方法「組立除法」の解説です。
組立除法について解説
組立除法とは
整式の割り算をする際、1次式 x-a で割るときに使用することができる計算方法です。
例えば、2x3+5x2−4x−1をx+3で割ったときの商とあまりを効率的に求めることができます。
それでは、実際に組立除法のやり方をみていきましょう。
組立除法のやり方
2x3+5x2−4x−1をx+3で割るときを考えます。
① 割られる整式の係数を順に書く
② 割る式のx−aのaに当たる-3を左に書く(符号を逆にすることを忘れずに)
25−4−1−3
③ 2を下におろす
④ 2×(−3)をして−6を書く
25−4−1−3↓−62
⑤ 5+(−6)をして−1を書く
⑥ (−1)×(−3)をして3を書く
25−4−1−3−6↓32−1
⑦ −4+3をして−1を書く
⑧ (−1)×(−3)をして3を書く
25−4−1−3−63↓32−1−1
⑨ −1+3をして2を書く
25−4−1−3−633↓2−1−12
以上で計算は終わりです。最後に商と余りを読み取るだけです。
25−4−1−3−633商2−1−1あまり2
1番下の行を読み取ります。
1番右があまりになり、左から商の係数となっています。
したがって、商は2x2−x−1 あまり2
例題
問 x3−4x2+5x+3をx−2で割ったときの商とあまりを求めよ。
組立除法を使うと右図のようになるので
商はx2−2x+1 あまり5
1−45322−421−215
組立除法は必要なのか
「組立除法」は必須項目であると思います。整式の割り算は文字・符号の管理が複雑で、ミスの起こりやすい計算です。筆算では不必要な文字の記述や計算が増えてしまいます。「組立除法」は係数のみを抜き出した、必要最低限の計算で行うことができるので、効率よく計算することができます。整式の除法を素早くミスなく行うために、「組立除法」は必要と言えます。
まとめ
- 組立除法は1次式 x-a で割るときに使える
- 商と余りを求めることができる

組立除法をマスターすると、整式の割り算を効率よく計算することができます。
因数分解、方程式など様々な場面で活躍しますので、ぜひ身につけて下さい。
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