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【数列】等差数列の和 〜20点UP〜

数列

前回に引き続き、等差数列についてです。

等差数列の和について解説します。

等差数列の和の公式

Sn=a1+a2++an

sn=a1+an2n(=+2×)

公式の気持ち

公式見ただけだと、何いってるかわからない、、、覚えられない、、、いつ使えばよいかわからない、、、

そんな方に向けて、公式の気持ち(意味)を考えてみましょう。

ガウス少年の話

さて、突然ですが、数学者ガウスの少年時代の話をしましょう。

ガウス少年は、小学校に通っていました。担任の先生は、自分の仕事を終わらせようと、生徒に難しい問題を出しました。「1から100まで全て足した合計は?」

ガウス少年は、この問題を一瞬で解いてしまいました。

ガウスの解き方解説

さてガウス少年はどのように解いたかわかりますか。前から順番に足していったのではなさそうです。ガウスの解き方を解説しましょう。

問題

1+2+3+4+5++98+99+100 を求めよ。

解説

これは足す順番を変えて、足して101になるセットを作っていきます。

(1+100)+(2+99)+(3+98)++(50+51)50

=101×50=5050

これを瞬時に思いついたガウスはやはり天才ですね。

等差数列の和はガウス少年の計算と同じ

ここで公式をもう一度見てみましょう。

sn=a1+an2n(=+2×)

初項+末項はペアを作っている、項数÷2は何セットあるかを考えている

このように考えれば、納得のいく式に見えてきませんか。

等差数列の和は台形の面積

図形的に考えて、台形をイメージすると分かりやすいです。

台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2

これと等差数列の和の公式は同じです。

sn=(a1+an)×n÷2

以上が等差数列の和の気持ちです。

少し馴染みのある式に見えてきましたか。

等差数列の和の問題

解き方のコツ

等差数列の公式を解く際大切なのは、初項、末項、項数を整理することです。

ここでのおすすめは、台形を書いてそこに情報を整理をして、面積を求めるというやり方です。

例題

問題

次の等差数列の和を求めよ。
(1) 初項 5,末項 25,項数 7 
(2) 初項 -1,公差 3,項数 n

解説

台形をそれぞれイメージします

(1)初項5を上底、末項25を下底、項数7を高さに書き込んで

台形の面積を考えて、

(5+25)×7÷2=105

(2)初項−1を上底、項数nを高さに書き込む

末項は、n番目の項なので、一般項を求める。

an=3n4

台形の一般項を考えて、

(1+3n4)×n÷2

=n(3n5)2

まとめ

等差数列の和で大切なのは以下の2ポイント。

  1. 等差数列のはの公式は、台形の面積公式と対応させるとイメージしやすい
  2. 問題を解く際は、台形を書いて、情報を整理しながら解く

以上で等差数列の和の解説はおしまいです。

数列は慣れるとすらすら解けるようになります。

また基本を抑えることで、応用問題にも挑戦できます。

頑張って数列を楽しんでいきましょう。それではまた。

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