
三角関係の極限を例題を通じて理解しましょう。
今回は、三角関数の極限についてです。重要公式がありますので、確認していってください。
三角関数の極限の最重要公式
limx→0sinxx=1
三角関数の極限の問題は、sin○○(または○sin○)の形を作ることが定石です。○には同じ式が入り、○→0のとき、これらの極限値は1となります。
三角関数の極限 例題
例題1
limx→0sin4xx を求めよ。
分母のsinの中身の(4x)と分子の(x)が異なっているので、同じになるように調整しなければ公式は使えません。分母を(4x)に変えて、帳尻合わせします。
sin4xx=sin4x4x×4→x→01×4=4
例題2
limx→01−cosxx2 を求めよ。
分母分子に 1+cosxをかける
1−cosxx2
=(1−cosx)(1+cosx)x2(1+cosx)
=1−cos2xx2(1+cosx)
=sin2xx2(1+cosx) 公式の形に持ち込んで
=(sinxx)2×11+cosx→x→01×12=12
これは、慣れてきたら公式として利用しても構いません。
limx→01−cosxx2=12
例題3
limx→0sin(1−cosx)x2 を求めよ。
公式を使うには、分子のsinの中身が(1-cosx)なので、分母にも作る必要があります。
sin(1−cosx)x2
分母分子に(1-cosx)をかけて
=sin(1−cosx)×(1−cosx)(1−cosx)×x2
例題2と同じ方法で式変形する
=sin(1−cosx)1−cosx×(1−cosx)(1+cosx)x2×(1+cosx)
=sin(1−cosx)1−cosx×sin2xx2×(1+cosx)
=sin(1−cosx)1−cosx×(sinxx)2×11+cosx
→x→01×1×12=12
補足(公式の図形的意味)
最重要公式である公式の図形的意味を説明します。
limx→0sinxx=1
図形的にはy=sinxのグラフのx=0における接線の傾きが1であることを意味します。
limx→0sinxx=limx→0sinx−sin0x−0
と考えると、これはまさにy=sinxのグラフのx=0における微分係数の定義の式です

まとめ
- 最重要公式 limx→0sinxx=1 は覚える
- この公式を使えるように、sin○○の形を作ることが定石

三角関数の極限について例題を通して学んでいきました。
重要公式をしっかりと確認し、自信を持って式変形していけるようにしましょう。
以上で終わりにします。ありがとうございました。
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