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【積分】曲線 y=log(1+cosx)0xπ2 の部分の長さを求めよ【21 京都大】

積分

今回は、京大の過去問です。

京大の入試は、積分の計算問題がよく出題されます。

積分計算は確かに複雑な問題も多くあります。

大学入試の積分は一度パターンを身につければ、見通しが立つようになるので、地道に頑張っていきましょう。

問題

曲線 y=log(1+cosx)0xπ2 の部分の長さを求めよ(京都大 22)

曲線の長さの公式

y=f(x)axbの部分の長さ(弧長)は

ba1+{f(x)}2dx

解答

y=log(1+cosx)0xπ2

xで微分する

y=sinx1+cosx

曲線の長さのLは(公式を利用して)

L=π01+(sinx1+cosx)2dx

根号の中を通分して

L=π02+2cosx(1+cosx)2dx

2をくくり出して、根号の中は(1+cosx)で約分して

L=2π011+cosxdx

分母分子に1cosxをかけて

L=2π01cosxsinxdx

ここでt=1cosxとおくと

t2=1cosx

2tdt=sinxdx

x0π2t01

cosx=1t2

cos2x=12t2+t4

sin2x=2t2t4

L=2102t22t2t4dx

L=221012t2dx

分母を因数分解して

L=22101(2t)(2+t)dx

部分分数分解して

L=1012t+12+tdx

ここで積分して

L=[log(2t)+log(2+t)]10

logの性質から

L=[log2+t2t]10

L=log2+121

分母を有理化して

L=log(2+1)2

L=2log(2+1)

積分の方法は、他にも何通りかあります。

最後は式を整理しましょう。よく出てくるパターンです。

まとめ

抑えたいポイントは以下の点です。

  1. 曲線の長さの公式は意味も含めて抑えましょう
  2. 根号は丸ごと置換すると上手くいくことが多い
  3. 部分分数分解は必須スキル
  4. logの性質を利用して、式の整理をして思考をクリアにできるように

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