
整数問題は何から手をつけてよいかわからない、、、。
練習問題やってみたい
という方に向けての記事です。
今回は整数問題「3a+4b=5cを満たす自然数 (a,b,c) を求めよ」の解説です。
この記事を読むと
- 3a+4b=5c を満たす自然数(a,b,c)の解
- 整数問題のアプローチ方法
を理解することができます。
この記事は「わか」が執筆しています。
私「わか」(https://twitter.com/wakkachan2019)は、国立大学数学科を卒業後、数学教育に10年以上関わっています。
問題:3a+4b=5c
3a+4b=5c を満たす自然数 (a,b,c) を求めよ。
三平方の定理 32+42=52 が思い浮かんで
(a,b,c)=(2,2,2) が解の一つであることは、分かります。
この問題のポイントは、それ以外にあるのかないのか絞り込んで考えていくことです。
解答:3a+4b=5c
それでは「整数問題」を絞り込んでいくときの3つのアプローチ
- 因数分解して積の形で表す
- 不等式を使って候補をしぼる
- 倍数やあまりで分類して候補をしぼる
を使いながら解いていきます。
3a+4b=5c・・・①
あまりで分類して候補をしぼる
mod4(4で割った時のあまり)を考える
(−1)a≡1c(mod4)
(−1)a≡1(mod4)
よってaは偶数なので、a=2s とおける
mod3(3で割った時のあまり)を考える
1b≡(−1)c(mod3)
1≡(−1)c(mod3)
よってcは偶数なので、c=2t とおける
したがって①は
32s+22b=52t
因数分解して積の形で表す
左辺を因数分解して
52t−32s=22b
(5t+3s)⏟22b−p(5t−3s)⏟2p=22b
{5t+3s=22b−p・・・①5t−3s=2p・・・②
とおく(pは自然数(b>p))
①ー②より
2⋅3s=22b−p−2p
2⋅3s=2p(22b−2p−1)
3s=2p−1⏟1(22(b−p)−1)⏟3s
ここで、左辺は 3s より
{2p−1=1⇔p=1・・・③22(b−p)−1=3s・・・④
さらに因数分解して積の形で表す
④を因数分解して
(2b−p+1)(2b−p−1)=3s
このとき(2b−p+1)と(2b−p−1)が共に3の倍数になることはない
そのため、どちらか「1」となる
2b−p+1>1より
2b−p−1=1⇔b−p=1・・・⑤
③④⑤より p=1,b=2,s=1
また②より t=1
したがって (a,b,c)=(2,2,2)
あまりで分類する際、「合同式(mod)」を利用しています。以下を参考にしてください。
まとめ:3a+4b=5c
「3a+3b=5c の整数解を求めよ」の解説まとめは以下の通りです。
- 3a+4b=5c を満たす整数解は (a,b,c)=(2,2,2)
- あまりで分類することで、偶奇をしぼる
- 因数分解することで候補をしぼる
類題を解説していますので、以下の記事を参考にしてください。
以上で、解説を終わります。
少しでも参考になれば幸いです。それではまた。
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